中央区立環境情報センターにて、今夏に開催されたGROUNDSCAPE DESIGN WORKSHOP 2013の作品発表会「新陳代謝する銀座のデザイン」を開催しました。今年度のワークショップの設計対象地である銀座にお住まいの方やお勤めの方々にも参加して頂き、有意義な発表会となりました。
東京大学工学部1号館演習室及び講義室にてGROUNDSCAPE DESIGN WORKSHOP2012を開催しました。
詳細
(twitterによる実況もあわせてご覧ください。GSDW2013 HP[外部リンク])
4月から続いた連続レクチャーも最終回となる第6回を迎えました。講師は団塚栄喜氏(有限会社アースケイプ)をお呼びし、東京大学工学部1号館にて開催致しました。
彫刻からランドスケープまで大きくスケールを横断して活動する団塚氏ですが、そのデザインの1つ1つには、人が楽しく過ごすためにはどうしたらよいのか、という考えが根底にあるように感じました。また人間の感覚を顕在化するようなデザインがより多くの人を引きつけているとも感じした。単に色彩や素材といった目に見えるものに気遣うだけではなく、目には見えない速度や温度、感覚といったものを重視している姿勢は、ランドスケープのみならず、他分野でも応用できそうな考え方だと思いました。
2週連続開催となった連続レクチャー第5回は講師に照明デザイナーの岡安泉氏(岡安泉照明設計事務所)をお呼びし、東京大学工学部1号館にて開催致しました。
有名建築家と数多くのコラボレーションをする岡安氏ですが、その照明デザインについて、視覚的な表情を実現する構想力以上に、それを実現するための技術について丁寧に解説していただき、照明という分野の奥深さを実感しました。既存の照明器具では実現できなかった、影および陰、そして人間
の意識にも訴えかけようとする明かりを実現していこうというプロジェクトの数々は、興味深いものばかりでした。
連続レクチャー第4回は講師にGSではお馴染みの南雲勝志氏(ナグモデザイン事務所)をお呼びし、東京大学工学部1号館にて開催致しました。
南雲氏はGS関係者、および学生にもよく知られた存在ですが、これまで実際に自身の作品について聞く機会はありませんでした。今回のレクチャーでは初期の家具から、現在進行中のプロジェクトまで通して語っていただき、南雲氏が手がけるデザインの領域が徐々に広がっていく様子を実感することができました。「軽々しくモノをつくってはいけない。6-7割の出来の物は結局不要なものになってしまう。恒常的に使っていくものに対してしっかりと作っていくこと」といったデザインに対しての心構えを、情熱的に語ってくださいました。
連続レクチャー第3回は講師に五十嵐淳氏(五十嵐淳建築設計)をお呼びし、東京大学工学部1号館にて開催致しました。
「プロジェクトの紹介を通して、場所の状態を読み込むこと、環境の状態として昇華させることの重要さと、心地よいものを作ることで他の建築にも応用され、風景になっていく。そのためにもいい建築を作りたいという話をしていただいた。
(GROUNDSCAPE paper 2012年秋-冬号)
GROUDSCAPE paper HP
連続レクチャー第2回は講師に乾久美子氏(乾久美子建築設計事務所)をお呼びし、東京大学工学部1号館にて開催致しました。
「小住宅から公共建築まで7つのプロジェクトを紹介していただきながら、周辺環境に対するリアクションとしての建築と、アクションとしての建築があること、地方都市再生には後者の視点も必要であることを延岡の事例を通してお話していただいた。」
(GROUNDSCAPE paper 2012年秋-冬号)
GROUDSCAPE paper HP
11/11/11の1並びの日に八馬智先生をお招きし、
ドボクデザインサロン「欧州ドボクデザイン紀行報告会」を行いました。
当日は、若い学生からベテラン社会人まで実に30名程度の参加者で賑わい
特別講義もゲリラ的に行われるなど1時間以上の延長戦になる程の白熱ぶりでした。
当日のサロンの模様は、報告書…或はTogetter(http://togetter.com/li/214016)をご覧下さい!
「海に生きること」をテーマに、三重県鳥羽市と志摩市に行ってきました。3.11の震災では巨大津波の被害に遭い、東北地方の漁村は壊滅状態となりました。島国である日本には無数の漁村があり、今後必ず起こる巨大地震による津波で再び被害に遭う可能性があります。そこで今回は、海の博物館で海での暮らしについて学び、漁村の日常を見て回りました。
昨今「コンクリートから人へ」に始まり、今回の震災でコミュニティーの重要が 多くの人々に認知され、「ものづくり(ハード)」から「まちづくり(ソフト)」へ と、風景づくりの流れが急速に変化しつつある様に感じます。それ自体 は間違いではないと思いますが、一方で人々の生活を支えるベースと なる空間そのものの質についての議論が、上記と反比例して徐々に 減りつつある様に思われます。「こんな時であるからこそ、継続 的にものづくりについて、空間の豊かさについてしっかりと 議論をしていきたい!」そう考え、今回のサロンを企画し ました。
特に今回は、最終的な空間の質に大きな影響 を与えると考えられる、“ディテール”のデザインに 着目し、土木や建築、ランドスケープ等々と関わり の深い、「マテリアル」「色彩」の両分野の専門家 の方々をお招きしてお話を伺いました。その後、登壇者・参加者会場全体で議論を行い、風景に ついて語らい、分野を越えた議論の輪を広げる夏夜となりました。
また、サロン参加者の皆様・報告書をご覧になってご興味を持たれた皆様は「環境色彩デザイン」について、本サロンのゲストである加藤幸枝さんが展開されているブログもチェックしてみて下さい!
2010年度の活動報告を行いました。総会、サロン、見学会、GSDW2010、描き初め等のイベントについて、簡単に報告しました。
企画参加者はもちろん、参加できなかったメンバーにも興味深い内容だったのではないでしょうか。 質疑応答では、東日本大震災に対してのユースのあり方などについて議論がありました。質疑応答後、旧役員の挨拶をはさみ、新役員が選出されました。
「琵琶湖1周ドライブ。-複合的なまちを巡り人の生活と水を学ぶ-」というコンセプトのもと、滋賀県を舞台に企画した見学会でした。関東11名・中部1名・関西2名、計14名の参加者が集まりました。