東京大学工学部1号館演習室及び講義室にてGROUNDSCAPE DESIGN WORKSHOP2008を開催しました。
今年で5回目となるGSDW。昨年に引き続き「横浜・象の鼻地区」を対象に設計演習を行いました。しかしながらこれまで固定されがちであった講師陣に山本理顕氏、西沢立衛氏、長谷川浩己氏を新たに招いたり、初日に「山本理顕×篠原修 横浜象の鼻コンペについて」と銘打った対談を行うなど新たな試み満載のワークショップとなりました。
今年の講師陣は以下の方々です。
土木
篠原 修 政策研究大学院大学
小野寺 康 小野寺康都市設計事務所
中井 祐 東京大学大学院工学系研究科
西村 浩 ワークヴィジョンズ
建築
内藤 廣 東京大学大学院工学系研究科/内藤廣建築設計事務所
山本 理顕 山本理顕設計工場/YGSA
西沢 立衛 西沢立衛建築設計事務所
玉田 源 プロトフォルム一級建築士事務所
都市
加藤 源 日本都市総合研究所
国吉 直行 横浜市都市整備局都市デザイン室
ID
南雲 勝志 ナグモデザイン事務所
造園
樋渡 達也 文化財指定庭園保護協議会
ランドスケープデザイン
長谷川 浩己 オンサイト計画設計事務所
WS本番に先立ち、事前見学会を開催しました。九州・四国・東北など遠方からも参加して頂き、総勢20名を超える盛況な催しとなりました。象の鼻地区は実際にプロジェクトが進行していますが、東西倉庫の取り壊しが為されるなど昨年と比べ大きくその姿を変えていました。当日は横浜市・港湾局の担当の方にもお時間を作って頂き、説明を頂きました。最後は関内駅近くの居酒屋で懇親会。GSDW2008参加者とyouthメンバーとの貴重な懇親の場となりました。
引き続き、篠原修氏より講義。午後は、各班設計演習に取り掛かり、コンセプトをプレゼンテーションしました。コンセプト発表後、「山本理顕×篠原修 横浜象の鼻コンペについて」の対談。中井祐氏をコーディネーターに迎えて象の鼻地区に止まらず日本における土木・建築についての興味深いお話を頂きました。コンセプト発表及びこの対談には講師をはじめ、チューターや過去のWS卒業生など多くの方にご参加頂きました。その後懇親会が行われ、忙しくも熱い1日目が駆け足で過ぎていきました。
午前、設計演習を行い、午後は中間発表。順調に進んでいるグループもあれば苦労しているグループもあり、各班各様の悩みを持っているようでした。講評を踏まえて、チュータータイムも行いました。
まだまだワークショップはちょうど中間点。みんな、頑張れ!
午前は設計演習を行い、午後は内藤廣氏と小野寺康氏にエスキスをして頂きました。
エスキスタイムの途中に隣の建物でメタンガスのガス漏れ騒ぎが起きるというハプニング発生!消防の要請でみんなで一号館前広場に避難しました。写真は消防車や救急車が何台も駆けつける横で青空エスキスを行う内藤先生と参加者達です。