まちづくりは、複合的な事業であり、トータルな空間づくりが求められます。そのためにはコラボレーションという体制づくりが必須と考えます。しかし、まちづくりには様々な制度や限られた予算、旧態然としたしがらみなどの制約が存在しています。これまでに実現した良い事例は、いわばそれらと悪戦苦闘してきた証であり、そこには今後に通じる知恵が数多く存在しているはずです。こうした知恵の共有化はまちづくりに携わる人間にとって重要な課題です。GSデザイン会議は知恵の共有化に向けたシンポジウムおよび出版を企画し、各地で孤軍奮闘している行政や実務設計に携わる方々、市民、学生へと広く情報を発信します。
シンポジウムでは、会場にプロジェクトに関わる方々をお招きし、まちづくりの現場の問題に対する本音の話を引き出し、現実の制約のなかで、どのような人がどのような役割を果たし、最終的にどのような空間に結実したのかを手がかりにして、今後のデザイン戦略、まちづくりを議論することを目的とします。
これまで、GS連続シンポジウム07-08『まちづくりへのブレイクスルー・水辺を市民の手に取り戻す』と題しまして、全国各地の「水辺」とまちづくりの実践例を対象に、計5回のシンポジウムを開催して参りました。
09年度は「町並み」を新たなテーマとして、金山、小布施と連続シンポジウムを開催しております。町並みシリーズ第3回は、沖縄・竹富島です。パネリストには前回ご登壇頂いた小布施の市村次夫氏(小布施堂代表)もお招きします。
これまでのシンポジウムはコチラからご覧下さい。
(1)竹富島憲章(売らない、汚さない、乱さない、壊さない、生かす)について
1978年原案、1986年制定
(2)まちづくりと住民自治組織について
(3)観光と地域性の調停と共存の可能性について
このシンポジウムは終了いたしました。
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