毎年のように発生する豪雨、世界的な気候変動による洪水リスク上昇。
従来の「川だけが頑張る」治水システムでは、私たちの暮らしを守るのが難しくなっている。
これからは、「まちと川が一緒に頑張る」治水システムへの転換が必要だ。
現代の治水技術と伝統的な治水技術、そして空間デザインを融合することで日本の風土にあった、洪水に強く、魅力的な地域づくりが実現できるのではないだろうか。
東京大学大学院工学系修士課程修了後、アーバンインダストリー、東京大学農学部林学科助手、建設省土木研究所、東京大学工学部教授、政策研究大学院大学教授などを歴任。工学博士。主な著書に『土木造形家百年の仕事』、『土木デザイン論』など。主な設計指導に、勝山橋、油津堀川運河、桑名住吉入江、津和野川、苫田ダム、日向市駅、旭川駅など。
京都市生まれ。京都大学大学院修士課程土木工学修了後建設省入省。苫田ダム工事事務所長、長良川河口堰建設所長、国土交通省河川局建設専門官、調整官、淀川河川事務所長、近畿地方整備局河川部長を経て、国土交通省防災課長を最後に、国土交通省退職。2007 年より淀川水系流域委員会委員長、2014 年水循環基本法フォローアップ委員、現在、株式会社樽徳商店代表取締役。
未曾有の災害に見舞われた平成の時代は、その災害を契機としたボランティア活動や社会貢献に対する世の中の機運が高まり、建築や土木といった都市やまちづくりに関わる多くの専門家も防災や復興について自分たちにできることを考え、実践を試みました。一方で、平成の時代はまちづくりや景観の黎明期でもありました。
2004年に公布された景観法から15年、次のステップアップに向けて根本を問い直す時期に差し掛かっています。根源的な問い、身近な問題意識を交換する場として篠原・内藤両代表を囲む連続車座会議を開催しました。
東京大学大学院工学系修士課程修了後、アーバンインダストリー、東京大学農学部林学科助手、建設省土木研究所、東京大学工学部教授、政策研究大学院大学教授などを歴任。工学博士。主な著書に『土木造形家百年の仕事』、『土木デザイン論』など。主な設計指導に、勝山橋、油津堀川運河、桑名住吉入江、津和野川、苫田ダム、日向市駅、旭川駅など。
早稲田大学大学院修士課程修了後、フェルナンド・イゲーラス建築設計事務所、菊竹清訓建築設計事務所を経て、1981 年内藤廣建築設計事務所を設立。2001~11 年東京大学大学院教授、副学長を歴任。主な建築作品に、海の博物館、安曇野ちひろ美術館、牧野富太郎記念館、島根県芸術文化センター、日向市駅、虎屋京都店、旭川駅、静岡県草薙総合運動場体育館、富山県美術館など。3.11 以降、国、岩手県をはじめ、陸前高田市、大槌町、野田村等の復興に関わり、現在、高田松原国営追悼・祈念施設の設計に携わる。